チグリジア・デュランゲンセ 

(Tigridia durangense)

アヤメ科


チグリジアと言えば一般にチグリジア・パボニアを思い浮かべますが、他にも魅力的な種があります。チグリジア属はおよそ35種がメキシコからチリにかけて分布しています。本種はメキシコのDurango地域の高山帯に自生しています。
花は1日で閉じますが、1茎に数花咲きます。花被弁の表面は浅青味紫と白色が混ざり合い、奇妙な模様を作り出しています。開花期は当地では5~6月です。草丈は10~20センチで、鉢植えに適しています。
メキシコ原産

栽培方法

鉢植えで栽培します。日当たりの良い軒下や無加温のビニールハウスなどで管理します。春(3~4月)に球根を植え付けます。
培養土は赤玉土、鹿沼土、軽石、バーミキュライト、腐葉土などを混合した排水と保水性に優れたもの用いると良いでしょう。肥料は粒状のマグアンプKの中粒を少量与えます。
植え付けの深さは球根の2~3倍です。植え付け後はたっぷりと水を与え、以後は鉢土の表面が乾けば、同様に水を与えます。寒さには以外と強く、短時間であれば氷点下でも耐えられます。
葉が枯れた後は春まで水を与えずに鉢植えのままで乾燥状態にしておきます。

チグリジア・デュランゲンセ




チグリジア・デュランゲンセ