ラペイロウシア(Lapeirousia)

アヤメ科

ラペイロウシア属はおよそ40種がアフリカに分布しています。南アフリカが分布の中心で35種がナマクワランドとケープ州北西部の半乾燥地帯に主に自生しています。冬期に生育する種と夏期に生育する種の2タイプがあります。

栽培方法

いずれの種類も鉢植えで栽培管理します。雨のかからない日当たりの良い軒下や無加温のビニールハウスなどで管理します。冬期生育型の種類は球根を10月に、夏期生育型の種類は3〜4月に植え付けます。
培養土は赤玉土、鹿沼土、軽石、バーミキュライト、腐葉土などを混合した排水と保水性に優れたもの用いると良いでしょう。肥料は粒状のマグアンプKの中粒を少量与えます。
植え付けの深さは球根の2〜3倍です。植え付け後はたっぷりと水を与え、以後は鉢土の表面が乾けば同様に水を与えます。
冬期生育型の種類は冬期は零度以下にならないようにします(短時間なら零度以下になっても支障はありません)。 夏前に葉が枯れた後は球根を掘り上げて保存するか、秋まで水を与えずに鉢植えのままで乾燥状態にしておきます。
夏期生育型の種類は晩秋に葉が枯れた後は球根を掘り上げて保存するか、春まで水を与えずに鉢植えのままで乾燥状態にしておきます。

は種

冬期生育型は10月上中旬に、夏期生育型は3月〜4月上旬に種子を播きます。種子は乾燥剤を入れた容器に入れて、は種まで保管します。無菌の用土に種子をまき、種子がわずかに隠れる程度に覆土し、発芽するまでは乾かさないように管理します。冬期生育型は翌年の秋まで、夏期生育型は翌年の春まで植え替えは行いません。
雨のかからない日当たりの良い軒下や無加温のビニールハウスなどで管理します。

栽培している種類

冬期生育型

ラペイロウシア・シレノイデス

ラペイロウシア・モンタナ

ラペイロウシア・ピラミダリス

夏期生育型

ラペイロウシア・サンダーソニー