ロムレア(Romulea)
アヤメ科
ロムレ属はおよそ90種が南アフリカとヨーロッパ、地中海沿岸に分布しています。南アフリカが分布の中心で69種(Flora of Southern Africaによる)がケープ州に自生しています。南アフリカ原産の種には冬期に生育する種と夏期に生育する種の2タイプがあります。
栽培方法
いずれの種類も鉢植えで栽培管理します。雨のかからない日当たりの良い軒下や無加温のビニールハウスなどで管理します。冬期生育型の種類は球根を10月に、夏期生育型の種類は3〜4月に植え付けます。
培養土は赤玉土、鹿沼土、軽石、バーミキュライト、腐葉土などを混合した排水と保水性に優れたもの用いると良いでしょう。肥料は粒状のマグアンプKの中粒を少量与えます。
植え付けの深さは球根の2〜3倍です。植え付け後はたっぷりと水を与え、以後は鉢土の表面が乾けば同様に水を与えます。
冬期生育型の種類は冬期は零度以下にならないようにします(短時間なら零度以下になっても支障はありません)。
夏前に葉が枯れた後は球根を掘り上げて保存するか、秋まで水を与えずに鉢植えのままで乾燥状態にしておきます。
夏期生育型の種類は秋に葉が枯れた後は球根を掘り上げて保存するか、春まで水を与えずに鉢植えのままで乾燥状態にしておきます。
栽培している種類
冬期生育型
ロムレア・アルビフローラ
ロムレア・シリンゴデオフローラ