(Ledebouria galpinii)
ユリ科
自生地では絶滅の危機に瀕している可愛いユリ科の球根植物です。葉は肉厚で、表面に凹凸があり、光沢があるのが大きな特徴です。
葉の色と形に変異があります。年数を経るにつれて球根が大きくなり、葉の数も増えます。花茎の数は葉の数に比例して増えます。紫を帯びたピンク色の小さな花を咲かせます。ひとつひとつの花は小さいけれど、花のかたまり(花序)は3〜4cm程度の大きさになります。開花期は当地では5月です。草丈は5~20センチ程度で、鉢植えに適しています。
南アフリカ原産です。
鉢植えで栽培します。寒さに以外と強く、短時間であれば氷点下でも耐えられます。寒地でなければ屋外で栽培できます。晩秋から春までの休眠中に球根を植え付けます。
培養土は赤玉土、鹿沼土、軽石、バーミキュライト、腐葉土などを混合した排水と保水性に優れたもの用いると良いでしょう。肥料は粒状のマグアンプKの中粒を少量与えます。
植え付けの深さは球根の先端が土の表面よりわずかに隠れる程度とします。植え付け後はたっぷりと水を与え、以後は鉢土の表面が乾けば、同様に水を与えます。
晩秋に葉が枯れた後も、完全には乾かさずに、鉢に植えたままにしておきます。
葉は短く、色が緑色のタイプ
葉は細長く、色が暗灰紫色のタイプ
大球(分球している)