オーニソガルム(Ornithogalum)

ユリ科

オーニソガルム属はヨーロッパ、アジア、アフリカの温帯地域におよそ150種が分布しています。ここでは栽培している南アフリカ産の種類について述べます。

栽培方法

いずれの種類も鉢植えで栽培管理します。雨のかからない日当たりの良い軒下や無加温のビニールハウスなどで管理します。多くの種類の球根は8月から10月に植え付けます。
培養土は赤玉土、鹿沼土、軽石、バーミキュライトなどを混合した排水と保水性に優れたもの用いると良いでしょう。肥料は粒状のマグアンプKの中粒を少量与えます。
植え付けの深さは球根の2〜3倍ですが、なかには球根上部を地表に出す種類もあります。植え付け後はたっぷりと水を与え、以後は鉢土の表面が乾けば同様に水を与えます。冬期は生育期なので零度以下にならないようにします。
落葉性の種類は葉が枯れた後は球根を掘り上げて保存するか、秋まで水を与えずに鉢植えのままで乾燥状態にしておきます。常緑性のものはそのまま栽培を続けます。

は種

10月上中旬に種子を播きます。常緑性種は3月にも種子が播けます。種子は乾燥剤を入れた容器に入れて、は種まで保管します。無菌の用土に種子をまき、種子がわずかに隠れる程度に覆土し、発芽するまでは乾かさないように管理します。落葉性の種類は翌年の秋まで植え替えは行いません。
雨のかからない日当たりの良い軒下や無加温のビニールハウスなどで管理します。

栽培している種類

オーニソガルム・サルディエニー

オーニソガルム・ムルティフォリウム